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印鑑とセキュリティについて

印鑑は重要書類へのサインと共に押す必要がありますので、セキュリティ面についてもしっかりと考えておく必要があります。簡単に偽装できてしまうような印鑑だと、個人情報が流出してしまったり、印鑑や通帳などが盗難に遭ってしまったりすると、悪用されてしまう可能性がありますので注意しなければなりません。セキュリティを高めるためには、印鑑の文字を複雑にしておくのが一般的です。インキ浸透印や三文判などの場合は、全く同じ文字形で大量生産されているため危険性が高く、基本的には銀行印や実印として使用できません。

印鑑印鑑の文字に使用される書体は複雑なデザインで、悪用が難しくなっています。古印体や篆書体、印相体がよく使用されており、どの書体も偽装や複製することが難しいデザインです。印影デザイナーが在籍しているお店ならば、偽装が難しいデザインが提案されることになりますので安心です。

ネット通販にて購入する際には、印影デザイナーが在籍しているか否かに着目して、セキュリティ面も考慮した印鑑を購入するように心がけるのも良いでしょう。そして、実印と銀行印は1つずつしっかりとした印鑑を用意して、購入後は紛失しないように大切に保管してください。

実印と銀行印の違いについて

実印不動産関係の書類に押す実印、銀行で預貯金時に押す銀行印は、それぞれ用途によって分類されています。用途以外の違いとしては、法的な力を持っているか否かという点で異なります。実印は役所で印鑑登録を行った、法的な力を宿した印鑑で、3種の中で最も強い効力を持つ印鑑です。役所にて印鑑登録の手続きを行うと、印鑑登録証明書が発行され、書類へのサインと共にこの証明書の提出を求められることもあります。銀行印は口座を開設する際に登録する印鑑のことを指し、お金を引き出す時などに必要となる印鑑です。

実印を銀行印として使用することも可能ですし、また銀行印として使用している印鑑を実印登録することも可能となります。両者の明確な違いは役所に届け出て実印登録をしているか否かという点で、銀行印については実印登録をしていなくても良いというわけです。

実印と銀行印を1つの印鑑でまとめてしまうこともできますが、セキュリティ面を考慮すると、あまり望ましくはありません。もしもその印鑑を紛失してしまったり盗難の被害に遭ったりした場合、1つの印鑑で実印と銀行印をまとめていると、一度に大きな被害を受けてしまう可能性があるからです。そのため実印用の印鑑と銀行印用の印鑑を分けて用意しておき、シーンによって使い分けるのが一般的です。